現地に行くのは最初の1回にする
- 1持ち出す通帳・権利証・買ったときの契約書・形見を持ち出す
- 2写真を撮る外観・屋根・各部屋・水回り・家財の量を撮る
- 3鍵を作る不動産会社に預ける合鍵を作る
- 4止める・残すガス・新聞などを止める。電気と水道は内覧と片付けのために残す
- 5近所に伝える隣の家に、売りに出すことと連絡先を伝える
持ち出す物の一覧は家財を残したまま買い取ってもらう方法にあります。買ったときの契約書は、売ったあとの税金の計算で取得費を示す書類になるので、必ず探します(取得費が分からないときの計算)。
売り終わるまでの手順
- 1名義を整える相続登記を済ませる。司法書士に郵送で頼める
- 2査定鍵を預けて、業者に家の中を見てもらう。結果は電話かオンラインで聞く
- 3契約の種類を決める仲介か買取か。仲介なら媒介契約を郵送で結ぶ
- 4内覧仲介なら、不動産会社が鍵を使って案内する
- 5売買契約契約書を郵送でやりとりして署名する(持ち回り契約)
- 6本人確認司法書士が売主本人と、売る意思を確かめる
- 7代金の受け取り振り込みで受け取る。登記の書類は司法書士に預ける
相続登記は相続で取得したことを知った日から3年以内に申請する義務があります。名義が親のままでは、査定まで進んでも契約できません。最初に済ませます。
売買契約は、売主と買主が同じ場所に集まらなくても結べます。先に一方が署名し、不動産会社が契約書を相手に送って署名をもらう形です(持ち回り契約といいます)。契約の前に、契約書の案をメールなどで送ってもらい、読む時間を取ります。
本人が必要な場面
| 場面 | 現地に行くか |
|---|---|
| 査定・内覧 | 行かない(鍵を預ける) |
| 媒介契約・売買契約 | 行かない(郵送) |
| 司法書士の本人確認 | 面談の方法を相談 |
| 代金の受け取り | 行かない(振り込み) |
| 引き渡し | 行かない(鍵を渡す) |
代金の受け取りと登記の手続きは、普通は売主・買主・司法書士が集まって同じ日に済ませます。遠方の売主は、事前に司法書士と面談して書類を預け、当日は立ち会わない形にできることがあります。面談をオンラインでできるか、近くの司法書士に頼めるかは事務所ごとに違うので、契約の前に不動産会社を通じて聞きます。
仲介なら、報告を受ける約束をする
遠方の売主は、売れるまでの様子を自分の目で見られません。1社だけに頼む契約(専任媒介)なら、不動産会社は売主に活動を報告する義務があります。専任なら2週間に1回以上、専属専任なら1週間に1回以上です。報告では、問い合わせと内覧の数を必ず書いてもらいます。数が少ないまま契約の期間(上限3か月)が終わるなら、更新せずに売り方を見直します(実家が売れないとき、次にやる順番)。
売れるまでの留守の家の管理
売れるまでのあいだも、家の持ち主の責任は続きます。屋根や塀が崩れて人にけがをさせると、持ち主が責任を問われることがあります。
- 月に1回は誰かに見てもらう(近所の親戚、不動産会社、空き家の見回りサービス)
- 火災保険が空き家でも続いているかを、保険会社に確かめる
- 郵便物を転送する
管理の手間と費用は、待つ期間が長いほど増えます。仲介と買取の手取りを、この費用まで入れて比べる方法は買取と仲介、手取りと期間の比較にあります。