仲介と買取の違い
仲介は、不動産会社に買い手を探してもらう売り方です。買うのは個人などで、売れたときに不動産会社に仲介手数料を払います。買取は、不動産の業者そのものに買ってもらう売り方です。業者が買主なので、仲介手数料はかかりません。
| 比べる点 | 仲介 | 買取 |
|---|---|---|
| 値段 | 高め | 低め |
| 売れるまで | 決まらない | 早い |
| 仲介手数料 | かかる | かからない |
| 家財の片付け | たいてい売主 | 業者が引き受けることが多い |
| 売ったあとの責任 | 売主に残ることが多い | 負わない約束にしやすい |
| 内覧の対応 | 何度もある | ほぼない |
仲介手数料の上限は、売った値段が400万円を超えるなら売買価格の3%+6万円(消費税別)です。800万円以下の安い空き家では、上限が変わる特例があります。詳しくは安い空き家の仲介手数料の上限にあります。
手取りで比べる計算例
- 売れる値段
- 1,000万円
- 仲介手数料
- 39.6万円(売買価格の3%+6万円に消費税10%)
- 片付け費
- 50万円
- 売れるまで6か月の税金・管理費
- 15万円
残るお金約895万円
※ 金額はすべて計算の例で、相場ではありません。
- 買取の値段
- 800万円
- 仲介手数料
- 0円
- 片付け費
- 0円(値段に含む)
- 売れるまで1か月の税金・管理費
- 2.5万円
残るお金約798万円
※ 金額はすべて計算の例で、相場ではありません。
売れる値段の差は200万円でも、残るお金の差は約97万円です。さらに、仲介で買い手が付かず900万円に下げて、もう6か月かかったとします。
- 売れる値段
- 900万円
- 仲介手数料
- 36.3万円(売買価格の3%+6万円に消費税10%)
- 片付け費
- 50万円
- 売れるまで12か月の税金・管理費
- 30万円
残るお金約784万円
※ 金額はすべて計算の例で、相場ではありません。
1回の値下げと半年の延長で、買取より手取りが少なくなりました。仲介を選ぶなら、この「逆転する値段」を最初に計算しておき、そこを下回る値下げはしないと決めておきます。
どちらを選ぶかの分かれ目
仲介が向く
- 建て直せる土地
- 買い手が付く地域
- 家財が少ない・片付け済み
- 半年以上待てる
買取が向く
- 建て直せない・傷みがひどい
- 田舎で買い手が少ない
- 家財が多い・遠くて通えない
- 特例の期限が近い
迷う家は、両方の査定を同じ時期に取ります。仲介の査定額は「売れるかもしれない値段」、買取の査定額は「すぐ受け取れる値段」です。同じ物差しにそろえるには、上の計算例のように、それぞれから費用と待つ期間を引きます。
売ったあとの税金まで入れた手取りは空き家を売る費用と手取りで計算できます。税金の計算の流れは空き家を売ったときの税金の計算例にあります。